第6回 ライフステージⅥ 青年・成人期(就労)NPO法人自立支援センターるっく
グループワークで出た感想
〇「生涯学習セミナー」の参加者が多くてびっくりした。
〇就学中から学びを継続していくことが良いと思った。
〇「生涯学習セミナー」での学びを日常生活に生かしているのがいいと思った。
〇当事者が運営側に回るのが素晴らしいと思った。
青年期のタテへの権利で自分探し・自分崩しの自分づくりをし、成人期のヨコへの権利で自分磨きをする、ということが大切であると思った。
健常者が大学時代にモラトリアムの時期を過ごせるのだから、障害者にもゆっくり考える時間があっても当然だと思った。
〇今日の話を聞いて、公民館で障害者の生涯教育に取り組みたいと思った。
〇障害のある人たちがもっとのびのびと行くためにはどんな支援があり、どこへ行けばいいのか、と思う。また、親の価値観もいろいろあるのではないか。
〇実行委員会での改革・運営が学びの場になっていることを学んだ。事務所で取り入れていきたい。
〇「生涯学習セミナー」がとても主体的で素晴らしいと思った。特に第1・第2回のきかっくが良かった。
〇公民館で務めているが、障害のある人に門戸を閉ざしたことはない。ぜひ公民館に相談に来てもらいたい。
〇今までの講座でも感じたが、移動支援についての課題があると思う。
第5回 ライフステージⅣ 青年期(大学) 見晴台学園大学
グループワークで出た感想
〇見晴台学園に通う青年だけでなく、もっと学びたい青年は一般の人にもいると思うので、障害があるなしに関わらず学び続けるところがあるといいと思った。
〇小中学校までは特別支援学級もあり、交流があるので障害のある人がどういう人なのかわかるが、高校以降は、身近感がなくなると感じる。
〇高校の時点で、(障がい者は)そもそも「大学」という選択肢は与えられていないのではないか。
〇見晴台学園の、少人数制度、サブティーチャー制度、とてもいいと思った。
〇研究生制度もあり、ゆっくりと自分のペースで社会に出ていけるところがいいと思った。
〇相談できるところの不透明さを感じた。地域の資源に行きつかない、情報収集の方法が課題だと感じた。
〇大学選択を考えられないのは、周り(保護者や教員)が「大学なんていけない」というような言動・行動で本人を抑圧しているからではないか。
〇必ずしも学び方は大学でなくてもいいと思うが、学びたいことが学べる場は必要だと思うのでr、学べる場の地域資源の発掘は重要だと思った。
〇特別支援学校は、中東部からすでに就労に向けてのカリキュラムになっていて、福祉サービス以外の選択肢がないのが、問題なのではないか。
〇見晴台学園大学は、自分の実現したい夢に向かえるところだと思った。
〇「この道しかない」ではなくて、「この道もあるけど、どうする?」と言ってくれる先生がいてほしい。
第4回 ライフステージⅥ 青年・成人期 委託青年学級「汽車ぽっぽ」の実践
グループワークで出た感想
〇月1回でも長く継続していく難しさはあったと思う。長年続けてきたからこそのノウハウがあって素晴らしい。
〇送迎する家族が高齢化していて、そういうときの支援者の必要性を感じた。
〇グループワークのグループのメンバーが皆が、子どもに何らかの障害がある人が集まった。子どもたちが何か「チャレンジしたい」「やってみたい」と思ってもやる場がないのが、現状。その場所に安心感が無ければ、やる気も出ない。「汽車ぽっぽ」のような場所が春日井にはない。
〇障がいのある人はお世話をされる側ではなく、障害のある人もスタッフとなってくわけしていないところが、様々な意見が出し合える場となっていて驚いた。
〇窓外のある子どもの保護者団体をしている。子供が大きくなるにつれて不安がある。「汽車ぽっぽ」のようなことが、公民館や市の施設を巻き込んで、サークルとしてやっていけるといいなと思った。親たちも行政を動かせるようにならねばと思った。
〇行政側の意見ではあるが、活動している人達が高齢化していってるのは、障害のある人ばかりではない。公民館らでサークル活動をしている人たちの年齢が、70~80歳
なってきている。行政としてどうして行ったらいいのか、考える。
〇名古屋市のような大きな都市が広げていってほしい。春日井市でどれくらいの人が生涯学習をやってほしと思っているのか、人数もあり、できる仕組みがないと行政はお金が出せない。
〇障害者と健常者を区別せず、一緒にできる方法はないだろうか?幼児期からインクル ーシブ保育のように一緒に生活しそれが当たり前となる教育をもっとすべきではないか。
〇障がいのある人たちの活動場所やサークル情報が行政にもわかっていない。もっと情報を集め、必要な人に提供できる仕組みづくりが必要だと思った。
〇学校に通っているうちは、先生が見守り、指導してくれるが、社会に出てから見守ってくれる人(支援者)がいない、ということが、よくわかった。
〇ここ10年程で、障害のある人のための施策は増えてきたと思う。デイサービスや就労支援事業所も選択できるほどだと思う。それでも、そのはざまにいる人がいることも確かだと思う。
〇障がいのある人も支援者(スタッフ)側になるという話が、とても新鮮だった。どこか、障害のある人を支援することばかり考えていた。
10月31日、10月例会を久しぶりの会場(ささえ愛)で行うことができました。参加者は、会場5人、Zoom参加2名でした。プロジェクターも使い、会場でZoom参加の方のお顔を見ながら話し合いができました。ただし、Zoom参加の方に、会場の発言者の顔と声を届けるには、PCの前に移動しなければならなかったので、対策を考えねば・・・
7名の話し合いの内容は、
〇子どもの気持ちを丁寧に聞くことの大切さ:わかってもらえないと感じることが、関係の妨げになる
〇登校しにくい子どもへの親や学校の対応について:振り回され過ぎない。
子どもの年齢に応じてだが、本人の気持ちに寄り添い、親はアドバイスはするが決めるのは本人(受験などに際して)
〇通級を実施する必要な手順➡保護者と担当教師の懇談は外せない。個別支援計画を担任が保護者と話して作成。家庭と学校の連絡ノートも有効に利用。
〇自己肯定感:乳幼児期の大切さ
〇高校受験に際しての、学校の指導に対する親の対応について:本人の気持ちを反映して、親もぶれない。(私立も受けなければならなくはない)
第3回 ライフステージⅢ 学齢期 高校 見晴台学園での取り組み
高等部五年制の学園にみる「見通しを持つ」力の獲得 藪 一之(見晴台学園長)
グループワークで出た感想
〇思春期・青年期の大切な時期を保護者と一緒になって考えられていてとても良いと思った。 多くは特別支援学校を卒業したら支援学校か先週高等学校と選択肢が少ない。もっと選択肢があったらいい。
〇どうしても保護者は、自分がいなくなった後の心配があり、手に職をと考えてしまう。でも、見晴台学園のように、職につながる学びのフォローは必要だと思う。
続き
〇健常児の中3でも今後を考える力はあまりない。障害のある人は、もっとそうだと思う。選択する力(自分で自分のことを決められる力)を付けていくことが必要だと感じた。
〇子どもに寄り添った、個性を伸ばせるよい環境だと感じた。
〇社会性が身につかず就労していくが、専攻科で2年間学びの延長期間あるともう少しゆっくり時間をかけて身に着けられることもあるのでは。この2年間は親離れの機関でもあるのでは。
〇軽度の障害のある子(手帳を持たない子)の通う学校がない。見晴台学園や聖母の家学園のような学校が増えるといいなと思った。
〇「私たち抜きで決めないで」という言葉が印象に残った。
〇Mさんの事例を聴いて、成功体験が必要だと思った。Mさんが主体的に見通しを持って取り組めた行事は見晴台学園ならではだと思った。
〇障がいのある人だけでなく、取り残された人を見守る場が欲しい。
〇専攻科の2年間は、義務教育ではできない取り組みがある。就労支援の選択の幅も広がるといい。
質問に対しての回答
❔自己肯定感を高めるためにはどう指導(支援)したらいいか?
➡専攻科の「研究論文政策・発表」では、生徒の好きなこと・ 関心のあるテーマをのレポート(30枚程度)にまとめ、発表をする。自由を認める一方で責任を持たせ、好きなことをとことん調べて紹介していく過程を大事にする。沢山の人の前で語り、評価してもらった時、“まんざらでもない自分”を感じることができる。時間(をかけること)と仲間と毎日過ごす場所の3要素が自己肯定感を高めていくことにつながる。
❔「学びたい」意欲を引き出すための働きかけは?
➡本人が「できること」に取り組むこと、「やってみたい」と思わせる本質に触れる授業・教材の工夫
❔一クラスの定員は?
➡見晴台学園 中等部:複式1クラス若干名(現在3名) 高等部:1学年8名×5学年 聖母の家 小学部5名・中学部7名・高等部本科・専攻科9名
❔高校での同年齢の交流やインクルーシブ教育は?
➡まずは、「ここは安心して自分がいられる・学べる場所だ」と心から思えるようになることが何より優先。当たり前に多様性を認め合い、共に学ぶ姿。
❔カリキュラムの中の「数楽」は、どのような授業?
➡数を楽しむ経験を通して数が気的な関心が広がることを狙いとしている。数を使う体験を楽しみながら事実に到達できたことを確認をねらいとした。
❔見晴台の行事は?
➡学園独自のカリキュラム午前・午後90分授業・TKD53・学園祭「みはらしだいまつり」・スキー旅行・
8名参加
〇中1息子は、小学校との違いが大きくやっと中学校のやり方(テストや課題)がわかってきた。 母親の仕事が変わったので、息子に鍵を持たせ始めた。中学と家庭生活の変化にどう対応していけるか,課題でできないものもあるが、様子を見ている。
〇仕事の傍ら、市民成年後見人となった。(社会的弱者の手助け→地域の共助につながるとされる)
〇同じ学校の同僚の支援員さんが、事例検討会で勧められた「1日の記録」を始めたのが嬉しい。(それが指導の蓄積・反省につながるし、担任などにも見てもらえるかも)
〇高校生の娘が文化祭明けから、一時学校に行けないこともあり、不安定(それまで気になっていたことも:友達とのトラブル・締め切りが守れない・衝動的・依存しがち、考えが深められない、いろんな方面の医者に行きたがるなど)。最近、それらのことで、母親との関係が良くない。先生の言うことは聞く。(母親と学校と話し合いができ、今後連携できそう)➡アドバイスが欲しい。
☆思春期の娘に対しての意見
・家庭では、楽しいこと(おいしいものを食べるなど)を一緒にする。
・きっと、お説教やアドバイスがイヤ。知らん顔している方がいい。
・頼ってきたら、対応する。 ・親の生き方を背中で見せる。
・友達がいるのはいいが。気になるなら、「いやだったら言ってね」と頼んでおく
〇中学では、不登校が増えているようだ。テスト漬け。緊急事態宣言下で、部活もなく、つまらない。
第2回 ライフステージⅡ 学齢期 (小中学校)の取り組み
「知的障害や発達障害等を持つ子どもへの発達的・共感的理解とていねいな関わり・学級集団づくり」 宮本響子(龍谷大学社会学部特任教授、元小学校教師)
グループワークで出た感想
〇宮本先生の、ゆっくり時間を掛けて本人の話を聴く対応がすごい。先生一人に任せるのはつらいのでは。
〇クラスに先生以外に話を聴いてくれる支援員の配置がスタンダード化になればいい。
〇児童の情報について、保護者ももちろんだが、もっと通っている放課後ディ等事業所との連携もスム―ズになるといい。こちらもスタンダード化してほしい。 〇宮本先生のような先生に当たるのがレアだと思う。
〇保護者と連携したくても、保護者が子どもの発達(障害)を認めず、連携できない場合もあるのでは?
〇理解のある先生が少なく、学年ごとでも先生同士の意見がまとまらないこともあったのでは?
〇先生になる前の教育実習で、支援の方法をもっと学べる機会があるといい。 〇障害を持った子どもが集団の中で認められ社会性を身につけることが出来る環境づくりが必要だと思う。
〇障害のある子だけではなくクラスの子すべてと関わり、我慢させないことが大事だということを学んだ〇安心して失敗できる環境、間違ってもいい環境、決して追い詰めない環境が必要だと学んだ。
〇先生が大変‼
宮本先生からの補足(質問への回答の中から) 抜粋責任:近藤
〇もともと教育大学・大学院で、障がい児教育や子どもの発達について学び、特別支援学校の教員免許も子っている。通常学級担任となっても、子どもを障害や発達・生活の視点で理解し、一人一人の子どもの成長発達を促すことは常に考えてきた。
〇(最近は)支援の要る子どもたち対応は、学年で協力したり、学年全体でその子どもたちの理解を深めたり、支援を要請したりして、学校ぐるみで取り組もうとしている学校は多いと思う。
〇特別支援教育については、全ての子どもに学ぶ権利・発達する権利を保障することが大事という方向に向かっていくことが期待される。
〇2019年度入学の大学生から小中高の教員免許を取得する人には、「特別支援概論」が必修科目として位置づけられている。特別な教育的ニーズを持つすべての子として、母国語が日本語でない、宗教や民族的な問題、性的マイノリティ、不登校、虐待、などの配慮の必要な子どもたちをも視野に入れている。
〇これから特別支援教育を進めていくために大切なのは、制度面での教育条件の改善(1学級欧米並みの15~20人位の少人数学級、専門的な知識と経験のある支援員各学校複数配置、通級指導教室を増やす)など、成績主義の見直し、子ども・教師共に自由度寛容度を大切にする、など。
第1回 ライフステージⅠ 乳幼児期 「育ちあう保育―丁寧なまなざしを通してー」
幼保連携型認定保育園 柏井保育園
★グループワークで出た感想
〇幼保小の連携が難しいとされる中、学校から見学があり、子どもの様子を見ていただく取り組みは素晴らしい。
〇幼児期にインクルーシブ保育で、障害のある子も一緒に生活することで、お互いに良い影響があることがわかった。こういうことが社会全体に広がるとよい。
成長するごとに触れあう(交流する)機会が薄れていく。障がいが重い人、軽い人のはざまにいるグレーの人の居場所が無い。
〇子育てに通じているな、と感じた。障害のある子どもを変えるのではなく、周りの子どもを変えて「行くことは先生の支援技術がすごいと思った、学びたい。
〇子どもの自己決定につながる幼保小の連携が素晴らしかった。
〇保育者の見守り、根気、手を出し過ぎても行けない、放っておいてもいけない、支援のタイミングが難しいであろう中、日頃の保育の積み重ねで今の形ができたんだろうと思う。
〇インクルーシブ保育という言葉を初めて聞いた。統合保育は聞いたことがあったが、障害のある子本人ではなく、周囲の子どもを育てるといったような広義の意味を持つようになったのだ、と思った。
〇障がい児の捉え方として、障害のある子、ととらえるのではなく、子どもととらえ、わけ隔てなく、共に育つ大切さがわかった。
〇インクルーシブ保育の実態が細かな描写の事例からよくわかった。
6月24日(土)と7月8日(土)の2日間、あいちモリコロ助成事業を行いました。初日星槎大学大学院の阿部利彦先生をお迎えして講義と架空の児童の事例をもとに4~5人のグループに分かれてそれぞれの立場で出来る指導・支援についてワークを行いました。
2日目には、ディスレクシア協会名古屋の吉田やすえさんをお迎えして、学習面で気になるお子さんの支援についての講義と、学習補助教材等の紹介・意見交換会を行いました。このような機会は全国的にも珍しかったようで、吉田さんのご縁で、チェーンブランケットの藤井様という方と知り合い、全国のグッズを取り扱う業者様からサンプルや、パンフレットをいただき、とてもいい会となりました!
*ご協力いただいた業者様*
・チェーンブランケット様(名古屋市)
・コバリテ様(横浜市)
・ぽっしぇ様(大阪府)
・シナノケンシ株式会社様(長野県)
・公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会情報センター様(東京都)
・アドプラス様(大阪府)
・フライバード様(青森県)
・おめめどう様(兵庫県)
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